名物とろろ汁を味わう懐石料理店

待月楼

創業は大正八年。庭園を眺めながら日本を感じることができる料亭です。旬の食材を使った懐石料理と名物のとろろ汁を組み合わせたお料理をお楽しみください。（要事前予約）

泉ヶ谷を奥へと進むと、森や竹林に囲まれたおよそ1000坪の敷地が現れます。大正八年創業の老舗で、美しい日本庭園と茶室のある数寄屋造りの料亭「待月楼」です。待月楼の名は吐月峰柴屋寺の茶室の名が「待月」であることに由来し、今もお茶会を楽しむ方が各地から訪れます。

日本の四季の感じる庭園を眺めることができる和の空間の中でお召し上がりいただくのは、旬の素材を使った懐石料理と名物とろろ汁の組み合わせ。懐石料理とは茶会で濃茶をいただく前に提供されてきたと言われるもので、待月楼では新しいものを取り入れながら日本の伝統を伝えています。
自然薯を使ったとろろ汁は丸子宿の名物で、駿河湾で獲れた新鮮な魚介類など地元の素材を活かした懐石料理とともにお楽しみいただけます。

日本の伝統的な様式を取り入れた美しい建物の中には、創業当時からの思いを伝える調度品や写真、展示物があります。静岡市の発展とともに事業を営んできた歴史があり、大正時代には待月楼の自動車部が所有するバスがこの辺りから焼津方面を走っていました。当時の写真や昭和初期の静岡市の様子を知ることができる地図や職業別の一覧も展示されています。

※懐石料理を召し上がっていただきながら静かに庭園を眺める時間を大切にしています。お食事をされる方以外の庭園への立ち入りや鑑賞はご遠慮いただいております。