
葉のせせらぎ、鳥のさえずり、吹き抜ける風。湯上りのレストランや漫画を読むスペースはありません。でもここには、泉ヶ谷の自然や暮らしと調和した唯一無二のお風呂があります。
泉ヶ谷の穏やかな小径に面した場所に建つふきさらし湯は、大口径の木材を用いた手組みの丸太工法によってつくられています。日本的で悠々とした佇まいの中に自然素材のぬくもりを感じることができる心地よいお風呂は、春の香りも虫の声も、すべてが風情。ありのままに身をまかせ、心地よい時間をお過ごしください。
眺めもいいけどお湯もいい。なんだかほっとして肌が包まれるような心地よさを感じる理由のひとつが、水のやわらかさです。ふきさらし湯の湯舟を満たすのは、硬度成分を限りなくゼロにすることを目指して開発された軟水装置から送り出されるたっぷりの軟水です。



大きな窓から見えるのは泉ヶ谷の山々。そこに設置されているのは、サウナ発祥の地フィンランドで生まれたハルビアのサウナストーブです。75~80℃ほどの穏やかな温度の中でロウリュを行うことで生まれる、流動する蒸気の心地よさ。サウナのイメージが変わるかもしれません。
湯舟の向こうには里山の風景が広がる庭があって、水風呂と外気浴を楽しむスペースがあります。水風呂の水深は110cm。肌を包むような軟水に頭まで浸かることができます。顔を上げれば、穏やかな泉ヶ谷の空。整えながら、ゆったりと流れる時間をお楽しみください。



